英統一地方選、2大政党とも苦戦 EU離脱混乱響く

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[ロンドン 3日 ロイター] – 英国のイングランドで2日に実施された統一地方選で、メイ首相率いる保守党と最大野党の労働党がともに議席数を大きく減らしたことが、集計結果で3日、明らかになった。欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)を巡る政治の混迷が不支持につながったとみられる。今回の統一地方選では、イングランドの自治体の地方議会の8000議席以上が改選対象となった。最終集計結果によると、保守党は差し引き1332議席(約25%)を失った。労働党は81議席減らした。両党とも、ブレグジットを巡り党内の分裂が深まっていた。地元メディアは、保守党にとって過去約20年で最悪の結果と報じた。一方、親EU派の自由民主党は700議席と、倍以上に増やした。ブレグジットを巡る混迷を打開するには国民投票の再実施が必要という明確なメッセージを打ち出しており、政治活動家によるとこれが支持獲得につながった。前回2015年の地方選で、保守党と連立政権を組んだことへの批判を反映して議席を減らしていたが、それを今回取り戻した。国民投票の再実施を訴えた緑の党は194議席を得たほか、EU離脱推進派の英国独立党(UKIP)は議席を失った。メイ氏は会合で「『とにかくブレグジットを進めて実現させよ』。前日の選挙からわれわれや労働党はシンプルなメッセージを受け取った」と述べた。保守党は厳しい戦いだったと認めており、メイ氏の離脱協定案を3回にわたり否決した議会での同党の対応の悪さが敗北を招いたと自省する声も出ている。労働党のコービン党首は、統一地方選の結果があらゆる議員にとって「大きな刺激」となり、膠着しているブレグジット交渉の打開を促進し、ブレグジットに向けた「合意成立」につながると述べた。 珍しく、メイ氏と認識が一致した格好だ。英国の選挙分析の専門家、ジョン・カーティス氏はBBCに対し「保守党のブレグジット対応について有権者が不満を募らせていることは分かっていたが、ブレグジットに関する政府の立場に対する労働党の対応にも有権者は不満を感じているようだ」と指摘した。*内容、写真を追加して再送します。

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